よくある質問

内視鏡検査について

鼻からの胃カメラと口からの胃カメラ、どちらが良いでしょうか?
当院ではどちらも細径内視鏡(細いスコープ)を用いて検査しております。どちらも同じ程度の精度で検査をすることができます。鼻からのほうが口からと比べて検査時の嘔吐反射が起きにくいことが多く、鎮静(眠った状態)を必要としない場合が多いです。ただし個人差がありますので鼻からの内視鏡検査でも嘔吐反射が強く起きてしまう方は鎮静した状態で口からの検査をお勧めします。鼻からの検査特有の偶発症は鼻血が出る可能性があることです。事前に鼻血が出にくくなる薬を鼻の中にスプレー投与して予防します。
鎮静(眠った状態)で内視鏡検査を受けるメリット、デメリット
メリット・・・検査が楽に受けられることです。
デメリット・・・検査当日の記憶があいまいになる可能性があります。また、酒に酔ったような状態になることがありますので当日の自転車やバイク、自動車の運転は控えていただきます。副作用として血圧低下・ショック・呼吸抑制・呼吸停止・不整脈・低酸素血症などの合併症が起きることがあります。(極めてまれですが、死亡例の報告もあります。)
このように鎮静には常に危険性がありますが、適切な管理によって楽に内視鏡検査を受けられる可能性があります。適宜ご相談ください。

ピロリ菌について

ピロリ菌について教えてください
ピロリ菌は胃の中に感染し、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる細菌です。胃カメラを行うことや血液検査、便検査などで感染診断をすることができます。ピロリ菌の除菌を行うことで胃・十二指腸潰瘍の再発を大幅に低下させ、胃がんになりにくい胃になります。ただし除菌後も、ピロリ菌に感染したことがない方と比べると残念ながら胃がんのリスクは残ってしまいます。定期的な胃カメラ検査をお勧めします。
ピロリ菌の除菌について教えてください
ピロリ菌の感染が確認されたら(胃カメラを行う必要があります)、除菌治療を行うことができます。1週間薬を飲んで7~8割の方が除菌成功となります。残念ながら除菌に失敗してしまっても二次除菌といってもう一度別の種類の薬を1週間飲むことでおよそ9割の方が除菌に成功します。

大腸内視鏡について

大腸内視鏡について教えてください
大腸内視鏡は直腸から盲腸までの大腸全体を内視鏡で観察し、大腸がんや大腸炎などの診断を行うための検査です。大腸がんは男女ともに死亡数の高い疾患であり、大腸がん検診(便潜血検査)で要精査となった方や、便秘や下痢、最近便が細い、便に血がつく、など便に関する症状がある方は検査を受けることをお勧めいたします。大腸内視鏡は前処置が肝心で、液体の下剤で大腸をきれいにした状態で肛門から内視鏡を挿入します。検査でポリープが見つかった場合はその日にそのまま内視鏡で切除することも可能です。
大腸内視鏡の準備について教えてください
検査を受ける方は(大腸内視鏡検査について)こちらを参考に検査の準備を行います。血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は薬をいつからお休みいただくか、あるいは飲み続けるのか、スタッフから指示があります。事前に便になりにくい食事をとっていただき、前日から下剤を飲み始めます。当日も朝ご飯と昼ご飯は食べられませんので大変ですが、きれいな状態でよい検査を受けていただくため、頑張りましょう。詳細はクリニックスタッフからよく聞いてください。

予防接種について

予防接種について
当院ではインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、B型肝炎ワクチン、風疹ワクチンを行っております。ワクチンは予約制となりますのでクリニック窓口またはお電話で問い合わせください。